若者がゆく、北のユースホステル旅

かつての勢いが衰えたユースホステル(と時々ゲストハウスととほ宿)、そしてランドナーを愛してやまない若者による北海道中心の旅行記と観光紹介。宿への愛が強すぎて、つい評価が甘めになるのはご愛嬌。

宿紹介: 高知ユースホステル 酒の国共和国

今回紹介するのは高知ユースホステル。場所は高知駅から西へ2駅、円行寺口駅からすぐのところにあります。

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※写真はYH公式HPより

 

住宅街の真ん中にあり、駅から約500mと便利な立地です。一見普通の民家のようですが、中は随分綺麗。どうやらユースとしてはかなり新しいよう。雰囲気のわかる写真がほとんどなかったので集合写真を、、小綺麗なのは伝わるでしょうか、、

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そして食事もなかなかハイレベル。少し量は少なめですが品数も多く、素朴な味わいです。お刺身はなんの魚か忘れましたが、脂の乗りが最高でした。

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そしてこのユースの最大の特徴がそう、宿の名前にもなっておる「お酒」です🍶

ユースホステルは青少年育成の場としての側面があり、かつては禁酒禁煙が当たり前でした。ですが時代の波には逆えず徐々に規則が緩くなり、お酒を前面に押し出すという酒飲みにはありがたい宿まで登場した訳です。

そして冷蔵庫がこちら。すごい量です。

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※宿の公式HPより

 

そして飲み比べセットがこちら。確か利き酒教室なるものもあったような…。
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そして私が泊まった時にはたまたま岡山の酒造の社長さんがおられ、持ってきていたお酒を頂きました。
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また月に一度ほど、地酒を楽しむ会なるイベントも開催されているそう。

 

そして最後にペアレントさんについてですが、正直あまり印象に残っていません…多分あまり前に出るタイプの方ではないのでしょう。

とはいえ快適に過ごせた記憶はあるので、少なくとも悪い印象はありません。

 

オススメ度

★★★★★

 

酒好きなら絶対に外せないユースです。オススメ。

宿紹介: 石垣屋

今回は初の試み、ユースでもとほ宿でもなく、ゲストハウス の紹介をしてみようと思います。

なんしゲストハウス って若者がウェイウェイしてるイメージがあって敬遠しがちで、あんまり使ったことないんですよね…笑

 

ということで第一弾、三重県の関宿にあるゲストハウス 「石垣屋」さんです。

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避けまくっていたゲストハウス を初めて利用したのが確かこちら。北海道でその評判を聞き、恐る恐る訪問した次第です。

 

まず宿のある関宿は亀山の近くにある宿場町であり、古い街並みが保存されています。例に漏れず石垣屋さんも古い町屋を利用しており、見学するだけで入館料を取られてもおかしくないような素敵な建物です。

 

そして中はこんな感じ。

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写真が少なくて申し訳ありませんが、中庭が綺麗に整備されていたりハンモックがあったりと、なんとも快適空間。また壁には旅人による差し入れのお酒がずらっと並んでいます。常識的な範囲で自由に飲んでよいとのこと。食事時にありがたく頂きましょう(あくまで基本は持ち込みですが)。

設備も綺麗かつオシャレであり、これも人気ゲストハウス たる所以でしょうか。

 

そして食事についてですが、ゲストハウス ということで素泊まりのみなので、夕食は皆で協力して作ります(日によっては外に食べに行ったりもするそう)。こうした時間で旅人同士の交流も生まれ、これがなかなか楽しい。そして自分が作ったものを食べるというのはなんとも気分がよいものです。

 

また宿主さんは非常に気さくな方で、居心地の良い空間を提供しています。

 

またここで面白いのが「割引手形」制度。一度泊まると寛永通宝(だったはず)が一枚貰えます。これを次回持っていくと500円割引になります。

また基本的には布団をお借りして寝るのですが、寝袋持参で1,000円割引というなんとも太っ腹な制度もあります。

 

とにかく有名ゲストハウス なだけあり全体的にレベルが高く、安心しておすすめできる宿です。

 

オススメ度

★★★★★

流氷物語号、流氷観光の隠れた名列車

みなさま、こんにちは。タイトルでお察しのとおり、今回は初の観光案内シリーズです。

旅行記、宿紹介、観光案内の3つをブログの柱とするつもりですが、最後の一つにようやく着手することといたします。

 

さて、みなさんは流氷といえば何を思い浮かべるでしょうか。網走?知床?それとも紋別でしょうか?

どれも正解です。網走の砕氷船「おーろら」知床なら流氷の上を歩く「流氷ウォーク」、紋別砕氷船ガリンコ号」、どれも素晴らしいアクティビティです。

 

ですがここでタイトルを思い返してください。そう、ここで紹介するのは「流氷物語号」

何かって?ご存知の方もいらっしゃると思いますが知らない人向けの記事なのでちゃんと紹介します。

そう、流氷物語号とはJR北海道釧網本線の網走〜知床斜里間で流氷シーズンのみ運行している観光列車です。まずは外観がこちら。

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観光列車とはいうものの豪華な特急列車などではありません。使用する汽車(電車ではないですよ)はキハ54系。JR北海道自慢の普通気動車です。特別快速「きたみ」、快速「なよろ」、快速「ノサップ」などにも使用されている車両です。

とはいえ車両は流氷仕様にラッピングされるとともに流氷物語のヘッドマークが掲げられ、旅気分を高めてくれます。

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側面にはクリオネがいたり、知床連山が描かれていたりと、見ているだけで楽しめます。
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またこちらはたまたま網走駅で見かけたルパンのラッピング車両です。普段は花咲線で利用されており、座席も特急用のシートを使ったおトクな列車です。
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それでは車内に入っていきましょう。中はシートカバーが特別仕様になっていたり、流氷についての案内が掲示されていたりと、辺り一面が流氷一色です。

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また1号車と2号車の間のところでは車内販売が実施され、乗車記念切符やキーホルダー、タオルなどを購入することも可能です。

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JR北海道リリースより

 

ルームキー型のキーホルダーなんかもあります、なかなか面白いアイデア

 

そしてここで大事なことが一つ!

・網走発なら必ず進行方向左側

知床斜里発なら必ず進行方向右側

に座りましょう。上記座席が海側になります。陸側で駅舎なんかを見たい!という方は逆でも構いませんが、多くの方はそうではないでしょう(笑)

また流氷シーズンだと結構混む上に団体さんが来たら悲惨なので、早めに改札に並んでおくことをお勧めします。全て自由席ですしね。ちなみに特急料金などの追加料金は不要ですので念のため。

 

ここからは網走発を念頭に紹介して参ります。

 

そうこうしているうちに出発となり、気動車がエンジン音を響かせながらゆっくりと進んでいきます。するとボランティアの方による観光案内が始まります。流氷についての解説、車窓の解説などをして下さり、一時間弱の乗車時間の間、飽きることはありません。

 

そしてまず最初のハイライトが北浜駅。流氷に一番近い駅ということで、駅のすぐ目の前に海が広がっています。10分ほど停車時間が取られ、駅に設置している展望台に登って流氷を眺めることができます。

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ただこの時はほぼ流氷がなく・・・手前のカケラと奥に見える白いのが流氷です。

ちなみに知床斜里→網走の列車については浜小清水駅で停車時間が設けられており、併設の道の駅で買い物なんかも可能です。

 

またここは駅舎が凄い。まずは写真をどうぞ。

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外観も木造の味のある駅舎でなかなかのものですが、中が凄い。旅行者によって貼られた切符や名刺で埋め尽くされ、壮観です。これを見てるだけでもノスタルジーに浸ることができ、楽しいですよ。

 

さて、引き続き知床斜里に向かって進んでいきます。ここからは車内からもオホーツク海が見えることが多くなり、ハイライトといえる景色が続きます。

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暖かいところでぬくぬくしながら見る流氷、なかなか良いものです。遠そうに見えますが、思った迫力がありますし、また感動します。そして見えるスポットの直前には観光案内のボランティアさんが教えてくださるので、逃さずにバッチリ見ることができるのも嬉しいところ。

 

そして知床斜里駅に到着。あっという間の1時間です。ちなみにこちら、知床斜里駅という名ですが、世界遺産で有名な知床まではここから更にバスで一時間かかります。ご注意を。

 

北海道では鉄道での旅は難しいため敬遠されがちですが、たまにはこういう列車を利用してみるのもいかがでしょうか。

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知床斜里駅前には本物の流氷がありました。大きい、、

宿紹介: 室蘭ユースホステル

さて、本日紹介するのは室蘭ユースホステル 。室蘭の手前の輪西駅から歩き、高台を登ると見えてくるのがこちら。

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北海道の建築界隈で有名な田上義也が、船をモチーフに設計したユースホステル です。ちなみに田上義也はユースホステル を数多く設計しており、支笏湖ユースホステル、旧美幌ユースホステル なども彼による設計です。

こちらの開業は1972年と非常に古く、現存するユースホステル の中ではかなりの古参の部類に入ります。そのため、改修は随時しているものの海が近いために塩害がひどく、写真のような状態です。ペンキを塗ってもすぐに駄目になるとか。(写真は2015年1月)

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ただ立地に関しては、アクセスは悪いものの景色が最高です。宿の目の前からイタンキ浜もよく見えます。

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そして内装も古く、昭和の時代にタイムスリップでもしたかのような雰囲気。

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寂しげな案内マップ・・・かつての栄光に涙・・・
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ユースが開拓したこのトレッキングコース、歩く人がほぼおらず廃道状態で藪漕ぎが大変ですが、本当に最高です。

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ちなみに景色はこちら

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道なき道をゆく・・・
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案内には一つも入っていません・・・

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そしてこれらはまだ許容範囲ですが、いかんせん水回りの古さはなかなかのもの。お風呂とか正直少しきついです。

 

さて、ではそんなユースホステル をなぜ紹介するのか、というところですよね。

まぁ一言で言えば「思い入れ」ですね。父が昔ここの常連だったということで家族旅行でも行きました。またその常連仲間で数十年ぶりに年越しイベントをする、ということで参加もしました。そしてそれがあまりに楽しく、一人旅に目覚めてしまったという訳です。

今ではこのように、人気のあるユースホステル とはいえなくなってしまいました。ですがかつては年越しに100人ほど参加する、そんな栄光の時代があったのです。そのノスタルジーを皆さんに少しでも共有したく思った次第です。

 

さて、話が横道にそれましたが紹介を続けます。

現在こちらでは夕食提供はなく、朝食のみ。まぁ必要十分。ただたこ焼きが出てきたのは笑いました。なぜ北海道で大阪名物?笑

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そして夕食はないため必然的に街中で食べるか、コンビニ飯を食べることになります。が、ここは高台にあるので、車でなければ食事後に戻ってくるのは厳しいかもしれません。
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上の写真は数十年ぶりの年越しの時に出てきたジンギスカンです。グラタンと焼きホタテも絶品でした。かつてここは北海道ユースの中でも食事はトップクラスだったそう。時の流れの悲しみを感じます。

 

そして最後にペアレントさんについて触れておきましょう。寡黙な方なので、某レビューサイトを見ていると愛想が悪いだの、やる気がないだのといった言葉が散見されます。

ですが声を大にして言いたい!とても熱い想いを持った親切な方だと!

かつては地球岬を北海道三大岬として売り出すために組織票を呼び掛けたり(一部からは批判もあったとか)、イタンキサマーフェスティバルの端緒となる砂祭りを計画したりと、室蘭への愛情は人一倍持っておられます。わからなくもないですが批判の言葉が悲しく、胸が痛みます。施設のボロさへの批判は妥当だと思いますけどね笑

 

そんなこんなで熱くなってしまいました。今回は万人にオススメはできないためレビューの星はつけません。

ただ昭和レトロが好きな方には案外貴重な宿かもしれません。良ければ是非どうぞ。

宿紹介: 安曇野パストラルユースホステル

今回紹介するのはこちら、長野県の安曇野にある、安曇野パストラルユースホステル です。

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写真、わかりにくくてすみません笑

こちらは1976年開業の、非常に歴史のあるYHです。確か場所は一度移転したはずですが、今は田んぼが広がるなかちょこんと佇む、こぢんまりとした宿です。

 

古い宿ですがリフォームは随時されているのか非常に清潔です。写真はありませんが、時々あるやる気のない古いユースとは一線を画しています。

 

そしてこちらも食事のレベルは非常に高いです。

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しかも海外のビールが格安で頂けます嬉しい。また料理についてくる食前酒も美味。

 

さて、こちらの宿のメインは夜のバータイム。

なんと食堂とは別でバールームがあり、こちらで海外のビールを頂くことができます。フルーティーベルギービールを中心に、シメイのような修道院ビール、フルーツビールなど、なかなか手に入らないビール約10種類の中から選ぶことができます。しかも価格は瓶一本400円(間違ってたらすみません)と、非常に良心的。ほぼ利益もないのではというレベルです。

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そして周りを見渡すと、空き瓶、空き缶の山。山。山。ペアレントのビールへの並々ならぬ愛情が伝わってきます。

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またこの部屋では超高級オーディオ(ウン百万円とかなんとか…)からクラシック音楽が流れており、旅人同士の交流を楽しみながら、優雅なひと時を過ごすことができます。

それにしてもビールと音楽が好きな人間としては、こんな部屋は本当に憧れますね。羨ましい限り。

 

最後にペアレントさんについてですが、少し気難しいというか、日本のハイレベルな接客に慣れた我々には少し素っ気なく感じてしまうことがあるかもしれません。ですがホステラーが私一人だった際にはバールームで長々と話に付き合ってくださったりと、最初の印象だけで駄目だと切り捨てないでほしいなぁと思う次第です。

 

 

オススメ度

★★★★☆

結論 : とにかくビールが最高。あとはもう少し接客がよければ…。惜しい!

そしてアクセスはなかなか難しいですが、大王わさび農場、ちひろ美術館など魅力的な観光地もいっぱいです。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

宿紹介: ドラム館 〜珍宿、怪宿、でも素敵な宿〜

ついに私の定宿を紹介することにいたしました。まぁSNSで繋がってる方は何度も見てて知ってますよね。今更ですよね。でも書きます。書かない訳にはいきません。

 

そう、ドラム館。

ドラム館。。。

 

ドラム缶ではありません🙅‍♂️🛢🙅‍♂️

 

ということて新得の屈足(くったり)にあるとほ宿、ドラム「館」の紹介に参ります。

 

まず新得は帯広の少し札幌寄り、十勝の最西端に位置します。そして新得駅は全特急列車の停車駅。利便性は抜群です。もちろん駅からは送迎してくれます。

 

そして宿の外観はこちら。

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あっ、これは出発前の集合写真です。この宿は僕と同い年で1992年オープン。まだまだ十分綺麗な外観を保っています。

ただし内装は所々古さが感じられ、さらには壁にはごちゃごちゃと色々貼ってあり、雑多な雰囲気。また猫による引っ掻き傷で壁は傷だらけです🐈笑

水回りも古いタイプのものでオシャレとはいえません(お風呂は使ったことがないから知りませんが)。

ただトイレはボットンですがヒーターが設置してあり、不快さもありません。

 

さて、施設について説明したもののそんなことはこの宿ではどうでもよいのです。ここのメインはあくまで「人との交流」これに尽きますので。ですがそこに触れる前に他の部分の紹介を済ませておきましょうね。

 

あと紹介すべきなのは食事ですね。まずは写真をご覧ください。

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3枚目は正月のおせちなので特別ですが、見てわかるように、すき焼きどーん!唐揚げどーん!鍋どーん!というような男らしい料理が中心です笑

料理にこだわっている宿には勝てないかもしれませんが、美味しいです。基本的に酒に合うおかずなので、酒好きには嬉しいところ。また時期によってはその日取れた行者ニンニクや庭で取れたアスパラなんかが食卓に上ることも。これらに関しては感動するレベルでおいしいです。

 

 

 

はい、一般的な宿紹介はこんなもんにしておきましょうね。ここからはこの宿の変態な部分の紹介に移ります。

 

 

まずは宿主の紹介。こちらはペアレント夫妻とお兄さんの3人で運営されています。

 

「おっさん」: メインで切り盛り。ダジャレばっかり言ってる下ネタ大好きヒゲのおじさま。

「兄ヤン」: おっさんのお兄さん。下ネタ大好き。

「みほさん」: 唯一の常識人。ドラム館の良心。

 

やばそうに聞こえますが皆さんとっても良い方です!勘違いなさらぬよう。

続いては宿に到着してから果たしてどうなってしまうのか、紹介して参りましょう......

 

 

まず到着して向かい入れられ、いきなりおかしい所に気づくはずです。案内されたリビングにはなぜか楽器が並んでいるということに。

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また到着後記入をする宿帳になぜか「好きな音楽」、「ニックネーム」、「何かひとこと」というおよそ宿泊には関係のなさそうな設問が並んでいることに。

「まぁとほ宿は旅人同士の交流があるしそんなもんかなぁ・・・」と思ってこちらには大人しく記入しましょう。すると恐らく好きな音楽にはなんらかのツッコミが入りますそんなもんです。

 

続いて宿泊者を近くの温泉に案内してくださるということで宿主と一緒に行くのですが、これほぼ全員参加です♨️

普通は希望者だけ、というような宿が多いと思います。ですがここは、遅い時間に到着する、先に入ってきた、とかいう理由なしに行かなかった人を少なくとも私は見たことがありません。

もし抵抗があっても行った方が早く馴染めて夜楽しめますよ!とりあえず行っとけ!それにやっぱり温泉気持ちいいですしね!

行くのは基本的に「くったり温泉レイクイン」。ただ業績が悪いのか休館中(2020.3現在。春再開予定)なため、現在は「新得駅前温泉」を利用している様子。

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レイクインがスーパー銭湯然とした立派な温泉であるのに対し、こちらは浴槽が一つしかありません。ただしトムラウシ温泉のお湯を運んできているそうで、泉質は抜群です。どちらも甲乙つけがたいですね。

 

そして帰りになぜかスーパーかコンビニに寄ります。何ってつまりお酒の購入タイムです。基本的にお酒は持ち込みということで、我々酒飲みには非常にありがたいシステム。

 

さて、宿に戻ったら食事の準備をして晩ご飯です。ですがここで注意。基本的に帰ってから作り始めるので食べ始めるのはだいたい19時を過ぎます。遅いと20時近くになります。ビールのフライングで我慢しましょう🍺

さぁ出来上がったら皆で一緒に夕食です。先に紹介した男の料理と、おっさんのしょーもないギャグをつまみにビールを頂きましょう🍺笑

さて、食べ終わってお酒も入ってきたところで、ここからがドラム館のメインイベントです。

 

まずは写真。

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一体何事でしょう。皆さん楽器を弾いたり歌ったりしていますね。

そう、見ての通り、セッションしているのですドヤァ!!なんかね、毎晩セッションするんですよ。こんな宿他に見たことありませんまぁまぁ意味がわかりません。みんなで歌うくらいなら稀にあるんですけどね。泊まっているホステラーまで楽器弾いてセッションってどういうことやねんと笑

そして楽器できなくても歌うとか手拍子とか、思い思いに参加することができます。なんなら人が少なければ楽器経験が一切なくても手取り足取り教えてくださるなんてことも。

ハードルが高そうに思えますが、楽器がからっきしダメ、しかも音痴な知り合いも楽しんでました。きっと大丈夫、みなさんも楽しめます🙆‍♂️

 

する音楽はベンチャーズ(古い!)や昔のフォークソングが中心。ですが集うメンバー次第では最近の曲をしたり、リクエストに答えてくださることも。とにかくなんかしら楽しめるのでご安心ください。お酒を飲みながら北の大地で音楽に浸る、贅沢なもんですよ。また宿主の一人、兄ヤンのギターはプロ顔負け。ベンチャーズメドレー(ほぼ毎日やってる)では心地よいギタープレイを満喫できます。

 

さて、これを夜遅くまでやる訳ですが、これが終わればみなさんもドラム館の一員の仲間入りです。この時にはドラム館にどっぷりハマってしまっていることでしょう。いつかの私のように、帰りたくなさすぎて泣きそうになる気持ちも分かって頂けると思います。

というか帰りは本当に盛大に見送りしてくださるので冗談抜きで泣けます。

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全員と握手して、見えなくなるまで手を振ってくれます泣ける・・・。

 

 

とまぁこれがドラム館の全貌です。あと紹介しておきたいのは年越しですね。

基本は上記と同じなのですが、年越しの瞬間は近くの屈足神社⛩で迎えます。「あれっ?」って思ったそこのあなた。「普通やん」って思いましたか?

そこはやっぱりドラム館。ここでも歌いますwww

おっさんや兄ヤンのギターをバックにフォークソングを中心に歌います。岬めぐり、落陽、遠い世界に・・・等々、某最果ての島にあるユースホステル でも定番な曲がずらり。寒空の中古き良き名曲を歌う気持ちよさ。たまりませんね。一般参賀者から迷惑がられていないのか甚だ疑問でしたが、神主さん曰く「何十年もやってるから、むしろないと寂しい」とかなんとか笑

そして夜遅くまでどんちゃん騒ぎしてるため、1/1の始動は昼前になりがちです。堕落。だがそれがよい。しっかり年明けから活動したい人は別の宿に移った方がいいですね笑

 

 

ということで長くなりましたが、私のこよなく愛するドラム館の紹介をこれにて終えたいと思います。

ふざけた宿ではありますが、人のあたたかさや、人のつながりの素晴らしさを再確認することのできる本当に稀有な宿です。

一人旅では寂しくなることもありますが、ここに帰ってくると家に帰ってきたような安心感があり、改めて一人旅をしてて良かったなぁと思える次第です。皆さんも是非一度いらしてください。宿主、常連一同首を長くしてお待ちしております🙇‍♂️

 

あっ、もし行かれる際は是非私にご一報を。おっさんにサービスするようよろしく伝えますので笑

それでは。

友人とゆく、京都珍道中日帰りの旅

まさかの2日連続の投稿です。昨日は友人と京都へ日帰り旅をしてきました。一人旅メインの私としては珍しい。

目的は、先生をしている友人の生徒への合格祈願として、北野天満宮に行くのがメインです。

 

ということで京阪で出町柳へ向かいます。そこからバスを乗り継ぎまずは金閣寺方面へ。到着したのは13:30ということで、まずは燃料の補充をしに食事処へ向かいます。

 

そして着いたのが「鯛めし 槇」。鯛飯といえば愛媛が有名ですが、どうやらその支店のよう。注文したのは「鯛めし鯛そば御膳」2,500円也。それに京都ビール900円。ランチとしては超贅沢。社会人による金の暴力ですね。待つこと約15分。来たのがこちら。

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鯛めしにする前にまずは鯛をだし醤油につけて刺身で頂きます。まずこのだし醤油のうまいこと…。そしてそこに鯛の身を沈ませ口に含んだ時の幸福感といったら…!

続けて残りの鯛を白米にぶっかけ、その頂に卵を乗せます。それをつぶして混ぜる。あとは食すのみ!

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はぁ〜〜、なんですかこの美味しい物体は。こんなものがこの世に存在して良いんですかね。幸せです。やはり旅先で食事をケチってはいけません。満足度が全然違いますから。

 

さて、幸せになったところでまずは金閣寺。行った記憶がなく、恐らく初の金閣寺。そしてやはりコロナウイルスのおかげ?か人はまばら。友人曰く普段だと写真を撮るのも一苦労とのこと。

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やっぱり綺麗ですね。金ぴかですが下卑た雰囲気は一切なく、上品な雰囲気を漂わせています。あとは晴れていればなお映えたんだろうなぁというところ。惜しい。

 

金閣寺を後にし、向かうはこの日のメイン、北野天満宮。少々距離があるのでバスにて向かいます。そういえば1日に3回以上乗るなら一日乗車券(600円)がおすすめです。

 

つきました。

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鳥居がでかい。迫力がありますね。

細長い境内を進んでいくと目的地が見えてきました。

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荘厳な雰囲気が漂っています。

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良いですね。そして友人は合格祈願のためにめっちゃ課金してました。ガチ勢すごい…。

 

さて、目的を果たしたところで京都御所に向かいます。ですがここでトラブル発生。バス停に案内の方がいて乗るバスを確認したのですが、乗っていても一向につく気配がない。どうやら乗り間違えたようです。案内員さんしっかり!頼むでホンマ!

ということで急遽予定を変更。別のバスに乗り継いで丸善の京都本店へと向かうことに。まぁただの本屋なんですけどね。教科書に載る作品に登場するとかで行きたいそう。少しお上品な本屋さんでした。

 

そしてあとは地元に帰ってきて飲むという、なかなか優雅な1日でした。やっぱり京都って手軽に行けるし楽しめますね。近すぎて逆にあんまり行かなかったんですが、また行きたいなと思えました。

 

次はGWと言っておきながら連日の更新となりました。また近いうちに更新するかもしれませんが、どうか相手してやってくださいませ🙇‍♂️