若者がゆく、北のユースホステル旅

かつての勢いが衰えたユースホステル(と時々ゲストハウスととほ宿)、そしてランドナーを愛してやまない若者による北海道中心の旅行記と観光紹介。宿への愛が強すぎて、つい評価が甘めになるのはご愛嬌。

冬こそ北の大地へ。流氷をめぐる北海道旅 (2020.2)

記念すべき初投稿。

Facebookでしている旅の記録を移行すべく始めました。

記録としての旅行記のほか、観光案内、宿紹介なんかも随時していきます。

 

まぁ初投稿は当然(?)北海道だろうということで、先日流氷を見に(と常宿のドラム館へ顔を出しに)北海道に行った時のことを書きます。

 

2/22

この日は始発で関西空港へ。飛行機はPeach。ということで遅れられない。前日は飲み会でしたが頑張りました。なんと4時起き。

で、北海道に着いたのが9時。みどりの窓口でJRのひがし北海道フリーパス(LCCに乗って行くと買えるおトクな切符)を購入し、まずは札幌へ。

札幌では構内で駅弁とサッポロクラシックを買い、特急ライラック旭川へと向かいます。

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そしてこの、特急に乗って駅弁をほおばりながら飲むサッポロクラシック。この素晴らしさを皆さんに是非お伝えしたい…。これをして初めて「あぁ北海道に来たんだなぁ」という実感が湧いてくるのです。今回食べたのはジンギスカンですがビールに合うことといったら…。

 

さて、そうこうしているうちに旭川へ到着。札幌〜網走間には直通の特急「オホーツク」もありますが、今回は旭川で系統が分離された特急「大雪」に乗り込みます。計5時間以上の乗車に疲れて寝てしまい、乗っている時のことはあんまり覚えてません笑

 

そしてこの日の宿は網走流氷の丘ユースホステル 。ここはなんといっても毛ガニが超格安で食べられるということでよく来ています。なんと100g315円!この日はたまたま500gのものが入ったということで、巨大な毛ガニがなんと1,500円程で頂けるというありがたさ(このせいでこの日の深夜に酷い胸焼けを起こします笑)。そして他の料理もとても美味しいです。なんとカレーは食べ放題。

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あとはペアレント(宿主のことをユースホステル ではペアレントと呼ぶ)の人柄の良さにより、とても心地よい夜を過ごすことができました。

 

2/23

毛ガニの食べ過ぎによりえげつない胸焼けから1日はスタート。ただそれでも頑張って早起きして朝日撮りました。えらい。

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そしてこの日は旅のハイライト、砕氷船おーろらに朝イチで乗り込みます。

ただおーろらのHPの流氷状況を確認したらなんとまさかの「流氷なし」。取りやめるか悩んだものの、網走まで来て乗らないわけにもいかずしぶしぶ乗ることに。

 

港にきてみると、案の定海に氷は全くなし。ただの遊覧船か〜、と思っていたらところがどっこい。出港してみると港内に取り残された流氷と結氷でそれなりに氷があるではありませんか。一面の流氷!という感じではなかったものの、迫力は十分。流氷なしでも乗ってみて良かったです。あと流氷なしだと割引になるので地味にラッキー笑

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さて砕氷船に満足した次に向かったのは網走監獄博物館。前にも行ったことはあるもののゴールデンカムイ を読んで再訪しようと思った次第。

ここは1,000円くらいで数時間楽しめるし、なかなかオススメ。無料ガイドについて行ったら詳しい話が聞けてなお良し。

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さてその次は北方民族博物館。これが凄かった。

アイヌの展示ばかりかと思いきや、ニヴフやウイルタといった、ゴールデンカムイ にも登場した北方民族全般の展示まであるではないですか!

そして民族衣装や民芸品の展示が素晴らしいことはもちろんですが、何より面白かったのが映像。ダンスやら、儀式やら、イグルーを作るところやら、貴重な映像がてんこ盛り。ちゃんと見てたら平気で数時間溶けます。本当に面白い。

写真撮り忘れたので、是非皆さん現地に行ってみてください笑

 

さて、ここまで満足して連泊予定のユースに戻ろうというところなのですが、なんと外は吹雪。とは言っても風が強いだけで雪は大したことないので歩いて戻ることに(約10km)

ところがみるみる強くなる風に泣きそうになりながら、なんとか宿に到着。割とまじで命の危険を感じました。冬の北海道、ナメたらダメです。

(あとで調べたらこの時風速17mくらいあったとか…)

 

2/24

この日は早起きして朝日を撮りに海辺へ。知床連山は雲で見えなかったものの残った流氷と共に綺麗な写真が撮れました。

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さて、この日で網走のユースとはお別れし、新得まで移動します。ほぼ1日汽車に揺られていましたが、唯一楽しみだったのがJRの「流氷物語号」

車両自体はラッピングされているものの、内装はただのキハ54系。ですが地元の方が乗り込んで観光案内をしてくださるという、なんとも粋な列車です。

「流氷が一番近く見える駅」の北浜駅では10分ほど停車し、展望台から流氷も眺めることができたりと、汽車の中から見る流氷もなかなか良いものです。

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そして新得についてこの日泊まるのが、とほ宿の「ドラム館」

初めて泊まった時に宿主に送迎を忘れられ、1時間も駅で待ちぼうけを喰らわされたとんでもない宿なのですが、その日にどハマりして今に至ります。2年もたたぬうちに10泊以上しています笑

この日泊まったのは私だけでしたが安定で楽しかったです。夕食は焼肉!サッポロクラシックを飲んだくれ、夕食後にベンチャーズのセッションをするこの楽しさ、是非皆さんにも味わってほしいです笑

 

2/25

最終日。

出発まで時間があったので、新得山スキー場にて宿主にスキーを教わることに。なんとこれが人生初スキーです。

最初は立つのにも苦労しましたが、最後にはなんとかボーゲンまでできました楽しかった☺️

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そしてこの後JRの遅延で飛行機に遅れかけたりとトラブルはありましたが、コロナウイルスにもかからず無事帰宅に成功。

さて、また次はゴールデンウィークあたりに行くのかな…とにかく次の北海道を楽しみにぼちぼち頑張ります。

それでは。